マレーシアの為替変動率について(マレーシアリンギット)

はじめに

popです!

今回はマレーシアの通貨であるリンギット為替相場について、ドル円のチャートと比較しながら、主にリンギット対円を主軸として考察していきます。

 

為替レートの変動は留学や旅行、移住を考えている人には大きく影響するので不安な方も多いのではないでしょうか?

 

マレーシアの通貨

まず、マレーシアの通貨ですが、「リンギット」が使われています。

 

(細かく言えばマレーシアリンギット。為替レートでは「MYR」や「RM」と表記される。「MYR」のほうが多いかな?)

 

このリンギットは「リンギ」「マレーシア・ドル」などと呼ばれることもあります。

当記事では「リンギット」で統一して書いていきます。

 

ちなみにリンギットの補助単位は「セン」(マレー語: sen)と呼ばれており、100センが1リンギットとして扱われています。

大まかにいえばドルとセントみたいなイメージですかね。

 

リンギットについて詳細な情報は以下のURLから確認して頂ければと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%83%E3%83%88 

 

 

10年間のグラフで見るリンギット対円

それでは、「リンギット円」の為替レートの変動について見ていきます。

 

下のグラフを見てください。

 

リンギット円 チャート

リンギット円 10年間の為替レート推移



これは楽天証券さんが公開しているチャートです。

www.rakuten-sec.co.jp

 

10年間のチャートで見ると、高値は2014年から2015年の間に記録した約35.17463となっています。

 

一方、安値は2011年から2012年の間に記録した約24.11777だということがわかります。

 

安値に関しては2016年から2017年にも近い値のものがありますね。

 

高値や安値の原因について考えてみると、高値に関しては日本が金融緩和していた時期と被りますね。

金融緩和に関しては、日銀の黒田総裁のもと、量的緩和や質的緩和(具体的には国債金利低下やマイナス金利の導入など)を行っており、リンギットに限らず円が安くなった時期です。

「黒田バズーカ」など、サプライズ的な発表も多かったですよね。

 

安値に関しては、地政学的リスクの高まりなどが原因でしょうか。

日本円は世界の投資家から安全通貨と位置づけられており、軍事的な出来事(地政学的リスク)が発生した時の避難先として円が買われることが多いですからね。

(安全通貨と位置づけられている話は長くなるのでここではしません笑) 

 

このあたりは私は経済・金融の専門家ではないのであくまで私見の域を脱しません。

株やFXでかじった知識で書いてます。

 

詳しく原因を知りたい方は改めてお調べになってくださいね!

 

10年間のグラフで見るドル円との比較

下のチャートはドル円の10年間の推移を表しています。

 

ドル円チャート

ドル円 10年間の為替レート推移



このチャートとリンギットのチャートを比較してみると、多少の時期のズレはあるものの、ところどころチャートの形が類似しているように見えませんか?

 

特に、高値の時期や安値の時期はその特徴が顕著に表れています。

 

リンギット円、ドル円と通貨に差はあるものの、類似している点があることについて、個人的には先述したような日本円の性質・背景が大きく関わっているからではないかと思います。

 

このような点も参考になったら嬉しいです。

 

リンギット円の為替レートの近況

最近(2018年5月末)では27.5付近を推移しています。

高値から考えればわりと下がった印象を受けます。

 

チャートをみると、最近は比較的価格が安定しているようです。

 

もちろん、今後の情勢次第でどうなるかわかりませんし、リンギットが一気に暴騰、暴落する可能性もあるので定期的にレートを確認しておこうと思います。

 

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

マレーシアのリンギットは日本ではあまり馴染みのない通貨かもしれません。

しかし、留学や旅行や移住を考えている人には大きく影響する点ですので、こまめに為替レートなどをチェックしておくといいかもしれないですね。

 

今後ともよろしくお願いいたします!

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